石川県発祥のほうじ茶「加賀棒茶」が登場!本場の味を東京で

江戸時代から続く茶畑が広がる石川県加賀市打越(うちこし)地区で、栽培から製茶、販売まで一貫して手掛けている生産者組合「打越製茶農業協同組合」。打越地区は、柴山潟(しばやまがた)の湖面から茶畑のある丘陵地へと朝霧が立ち昇り、お茶の生育に適した環境が整った石川県有数の茶産地です。

今回のイベントでは「打越製茶農業協同組合」の生産者たちが丹精込めて作った「加賀の棒茶」と「加賀の紅茶」を紹介します。
「加賀の棒茶」は、茎の部分を集めて焙じたお茶で、加賀のお茶といえば棒茶というほど、地元で親しまれているローカルドリンクです。独特の香ばしさをお楽しみください。

「加賀の紅茶」は、石川県加賀産の茶葉を使った和紅茶で、ほどよい渋味やコクがあり、熟した果実を思わせる香りが魅力。ストレートはもちろん、ミルクティーでも力強い風味が楽しめます。

石川県加賀市で作られている「加賀茶」は、明治初期にはアメリカへ輸出するまでに発展を遂げましたが、戦後の食糧増産政策の影響により栽培面積が激減し、産業として冬の時代を迎えたこともありました。
それでも先人が築いてきた伝統を守るため、2002年に新茶園を造成。「加賀の紅茶」の生産に着手し、2014年に開催された国産紅茶イベント「第13回全国地紅茶サミットinお茶のまち金沢」において、紅茶の産地としても注目を集めました。
令和の天皇即位に伴う2019年の「大嘗祭(だいじょうさい)」では、石川県の農水産物の一品として「打越製茶農業協同組合」の「加賀棒茶」が奉納されました。このことでさらに話題となり、加賀茶・加賀の棒茶・加賀の紅茶のファンを国内外に増やし続けています。

【ウェブサイト】https://www.kaga-cha.com